土星もきれいに見えてます

 

いま木星が見ごろです という話をしました。

その木星の(南を正面として)右側に

黄色がかった明るい星。

 

土星です。

 

木星より少し暗めですが やっぱり明るくて目立つので

街中でも見つけやすいでしょう。

見ごろは 今年(2021)11月までつづきます。

 

双眼鏡や 手作り望遠鏡でも

小さくリング(輪っか)も見ることができますよ。

 

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水、金、地、火、木、土

土星は 太陽系の第6惑星

です(地球は第三惑星)。

 

 

木星ほどではありませんが 大きいです。

土星本体の 横はば(直径)は 地球の9個分ほど。

でも 自転(地球は1日が24時間)は たったの10時間なので

やっぱり巨体が 高速でくるくるまわっているわけですね。

 

土星は 太陽から14億km 遠いところにあります。

太陽と地球 との距離の およそ10倍にもなるところを

30年かけてひとまわり(公転)。

土星人がいたら 彼らの一年は地球の30年です。

 

地球も土星も 太陽のまわりをまわっています。

おおざっぱにいうと

今夜の土星は

土星を1時間ほど前に出発した光。

つまり私たちが見るのは

1時間前の土星の姿です。

 

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土星が なんといってもオモシロイのは 輪っかです。

輪っかは 氷のつぶ の集まりです。

チリのような小さな粒から

バスくらいの大きさまで

いろんなサイズがあるようです。

 

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ところで

(小さな望遠鏡や 肉眼では見えませんが)

土星の北極には

「六角形の雲」

があります。

地球がすっぽり入ってしまうほどの大きさです。

 

丸い惑星に 六角形の雲だなんて

なんだか不思議ですね。

土星の特別なガスの流れが関係していそうだと

考えられていますが

まだわからないことが多いようです。

 

Dr James O’Donoghue さんの動画 で

六角形のようすが紹介されています。

地球の大きさとの くらべっこも

相変わらずおもしろいですよ。