練馬区春日町図書館にて「宇宙のおはなし」

8月7日(日)、練馬区春日町図書館にて

小学校低学年むけ 「宇宙のおはなし」 を実施しました!

 

参加者は10組の親子。

会議室で、前半は部屋を暗くして ”宇宙のやさしいお話し”、

後半は みんなで宇宙の大きさを ”体感してもらう時間” でした。

 

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さてさて、当然のことながら 緊張気味の静かな空気からのスタートです。

みんなが「はじめまして」なので

アイスブレークをかねて まずは自己紹介タイム!

あいプラネット代表が手にもった

”地球ボール”が あそびにいった親子から順に、

3つのキーワードに沿って自分のことを教えてもらいました。

 

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少し空気があったまったところで

いよいよ 「宇宙のおはなし」本編です。

 

今夜どんな星空が見えるのかな

この夏休みの 夜空の見どころは?

宇宙にとびだして 地球をながめたら

さらに遠くへ・・・・。

 

あいプラネットの「宇宙のおはなし」は

お話しを聞くだけでは、ありません。

たくさん「問いかけ」をして、

そのたびに 思いついたことを それぞれに

口に出してもらうのです。

といっても、恥ずかしがり屋さんも多いですから

強制的に前に出て発表・・・

ということはしません。

それぞれの席で 親子でお話ししてもいます。

 

 

前半のお話しで

「宇宙って なんだか すごく大きい気がする」

という感触がもてたら

後半は体を使いながら さらに宇宙に触れていきます。

 

地球ボールを使ったり

小さなカラーボールを使ったり

小型望遠鏡を使う体験をしてみたり。

お部屋の空気はこの時点で すっかり まあるくなっています。

 

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イベントの最後は、全員の共同作業です。

一人ひとりが 小さな地球を手に

みんなで 巨大太陽を広げます。

 

小さな地球と、 大きな太陽・・・。

もちろん 大きな赤い「まる」は 単純に大きいのですが、

参加者はビックリするほど目がまんまるです。

なかには 「えー・・・??」と発したまま かたまっているお母さんも。

 

というのも、参加者はみんな、

それまでのお話しで

自分たちが この小さな地球に暮らしていることや

地球がどんな惑星か、を他の惑星とくらべて考えてみたり

地球と月のサイズ感を じっくり感じとる、ということをしていました。

だから、

手にもった紙の地球が ただの「小さなまるい紙」ではなくて

自分が暮らす星としてちゃんと見えていたのです。

 

その経験があって はじめて

単なる 大きな 赤い布の太陽が

「どれほどの ケタちがいか」

が実感をもって超ビックリする、という経験をしたのです。

 

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さて、巨大太陽を

「せえの!」

で、みんなでバルーンにしたら

赤い布がフワっと浮いて イベントもクライマックス!

 

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おしまいは、みんなで環になったまま

「ひとこと」タイム。

もちろん大人もです。

 

子供たちからは口々に

「宇宙って大きい」「知らないことがたくさん」「たのしかった」

などの声がありました。

 

保護者の皆さんからは

「子どもだけではなく 大人の自分が 本当にびっくりしてしまって・・・」

「太陽や地球、地球の 大きさや 距離など、身近なもので見たり触ったりできて

むずかしい内容が本当にわかりやすかった」

「自分て・・・なんて小さいんだ(笑)!!」

などの声があがりました。

 

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あいプラネットでは 問いかけを たくさんします。

(「知識」だけを あまり訊かないのが あいプラネットの特徴です)

その理由のひとつともいえる感想を ある大人の方からいただきました。

 

「この宇宙の大きさに対する、自分の小ささ、人間のおろかさ、愛しさ・・・

この気持ちを ありきたりの言葉でしか表現できない自分が もどかしいです」

 

 

そうなのです。

たくさんの経験をもっている大人ですら、それらを組み合わせて表現する

「自分の言葉」をもっていないことが多い のです。

 

「だれかひとり」が

心静かに 「感動」しているだけでも、情緒的・感傷的なイベントで終わってしまいます。

 

あいプラネットの「宇宙のおはなし」で

・「たくさん質問をなげかける」理由

・なるべく親子や先生&生徒など、子どもと大人のペアで参加してね、と伝える理由

は、そこにあります。

 

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つまり、「言葉で表現する」って、本当は とても大切なこと。

だけど その自分の気持ちを

「自分の言葉」で表現することって 簡単ではありません。

 

だから、意識的に「言葉にする」ちいさな経験 を重ねた先に

”その人にしかできない表現(ことば)” がうまれて

それこそが つぎの 誰か の心を動かす力になっていきます。

 

あいプラネットが「親子参加」にこだわり

「問いかけ」をたくさんする理由は、

イベント後に その「もやもや」「もどかしさ」といった小さな心の動きを

大人にこそ 気づいてもらって

それを ご家庭に持ち帰ってもらうためなのです。

 

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弊社の活動は とても小さなものです。

ですが、活動理念

「つたえよう 宇宙のふしぎ 星のふしぎ 地球のふしぎ 命のふしぎ」

に一貫して流れているコンセプトは

一人ひとりの人生や

人間の行動にさえ影響を与えうる 非常に大きなものです。

 

ですが、それを「子供たちに与える」だけでは意味がありません。

「子供たちをとりまく大人」の心の動きが とても大切だということに

気づいてもらうことが まず必要なのです。

 

大人と子どもの相互作用があることで

ようやく、こうした働きかけが

意味のある活動 になり、

それがまた「つぎの誰か」の心を動かす力になっていく―――。

子ども向けイベントと見えて

じつは 大人を巻き込むためのイベント。

それがあいプラネットの「宇宙のはなし」です。

 

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今日も あいプラネットは

「宇宙のわくわく・どきどき」から

そんな素敵な「連鎖のスタート」をお届けしています!

(これが、あいプラネットの SDGs の取り組みそのものです)


あなたのところにも

あいプラネットの「宇宙のおはなし」を呼んでみませんか。

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