もっと知りたい!七夕の星と宇宙のこと@多摩市

 

7月2日(土)、多摩市豊ヶ丘児童館にて

「もっと知りたい!七夕の星と宇宙のこと」

を実施しました!

大きなスクリーンを使ってのプラネタリウム投影です。

30人弱の子供たち、親子連れが参加してくれました。

 


 

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豊ヶ丘児童館では、昨年「ハテナ大学」を3回実施しました。

「ハテナ大学」は子供たちの

「なぜ?」

「どうして?」

と思う気持ちを育てる取り組みです。

今春スタートした「はてなアカデミー」の前身となった講座です。

 

今年も秋~冬に豊ヶ丘児童館で3回予定しているのですが

今回のプラネタリウム企画では

夏の大三角や七夕の星(おりひめ星、ひこ星)に注目しつつ

ハテナ大学を意識して

子供たちにたくさん「問いかけ」をしながら進めました。

 


 

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「七夕のお星様は、どれくらい遠くにあるんだろう?」

「おりひめ星とひこ星が 携帯電話でお話ししたら どんな感じ?」

「地球ってどんな星だろう?」

「心の目でも見てたら?」

初めは、ちょっぴり静かだった子供たちも

思ったことや 考えたこと もちろん知ってること

口に出してお話ししてくれるようになっていきます。

いい感じに対話で盛り上がりながら

いつものように遠い宇宙へ。

 

対話がしっかりできたこともあって

45分ほどのプラネタリウム、しかも年齢層は

未就学の子から小学校5年生でしたが

どの子も集中を切らすことなく最後まで参加してくれ、

なかには「もっと見たかった」

と言う子も。

プラネタリウム後の発言の時間にも

あちこちから手があがって

「ふしぎに思うこと」

「はじめて 知ったこと」

などなど、たくさん声が出ました。

 

この時間でとても良かったなと思ったのは

「質問」というより

「わからない」「しらなかった」「ふしぎ」

を「そのまま言って良い」場になったことです。

宇宙の話で(ほかのどんな講座でもそうですが)

理解がおいつかないと「質問」はしにくいもの。

でも、その状態でOKですよ、

「?」を大切にしてね

のメッセージが 少し伝わったかな?

と感じて嬉しく思いました。

 

 

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ところで 星の距離は 「光年」の単位で語ることが多いのですが

そもそも子供たちには(大人にもですが)

「光年」のイメージがしにくいものです。

そこで、今回は おりひめさんと ひこぼしさんが

携帯電話でデートのお約束をする

という設定でお話しをしました。

イベント最後に

「感じたこと」

「ふしぎだったこと」

を星型の紙に書いてもらったところ

思いのほか おりひめとひこぼしの話題が

距離の感覚をつかむのに役立ったようでした。

 

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豊ヶ丘児童館には 何度もお伺いをしていますが

子供たちへのお知らせなどの事前準備、

当日子供たちにわたす星座早見つきのプログラム作成、

もちろん当日の遮光作業やスクリーン・受付準備・・・・と

今回もたくさんお世話くださいました。

子供たちが書き留めた

星型のメモを貼った天の川のイラストには

羽衣をはおったおりひめさん宇宙飛行士と

ひこぼし宇宙飛行士も・・・!

 


 

今回も

豊川丘児童館のみなさんと

つないでくれている植村あゆみさんのおかげで

「プラネタリウムを見る会」だけではない

学びの深いあたたかい会になりました。

いつもありがとうございます!

 

※このイベントは(一社)星つむぎの村との共同プロジェクト、キャリングプラネタリウムとしてお届けしました。