SDGs をファッションにしない -

 

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天文学は、時間軸・空間軸ともに最大単位で世界を探求する学問です(※1)。

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その探求過程で、人間は多くの気づきを得てきたと言えます。

たとえば

・目先にとらわれすぎると、本当に必要なことや真の危機を見過ごしかねないこと

・自分たちの課題は自分たちで解決するほかないこと

 

科学・技術が先行し、地球規模の課題をかかえる今、

次世代がそれぞれの土地で安心して人生を享受するために

それぞれの文化や、既存の価値観をいかに

・尊重しながら

・しばられすぎず

・客観的な視点でとらえるか

が困難ながらも最重要ポイントとなることでしょう。

 

SDGsの個々の目標が大切である一方、

その原点として

大きな視点の必要性を知ることも

一つの強力なツールとなり得ます。

「宇宙からの大きな視点」は、地球上例外なく

万人に共有する視点でもあるからです。

 

本来、子どもは既存の価値観から自由な存在です。

まずは大人に

真にグローバルな意識とはどういうものか

普遍的な連帯の必要性とはどういうものか

を思考するきっかけとしていただければと思います。(※2)

 

そのために私たちは

・星空解説や知識の伝達でおわらない

・科学が苦手な人にもわかりやすく、おだやかに概要を伝える

・可能な限り大人と子どもが一緒に参加する

ことを大切にしています。

弊社の地道な活動にご賛同いただける皆さまのご依頼を心からお待ちしております。

 

(※1) 宇宙物理学の最小単位の学問もまた、宇宙解明のために不可欠です(ウロボロスの蛇(Wikipedia))。

(※2)このテーマは著書『夜、寝る前に読みたい宇宙の話』でもくり返し述べています

 

 

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■ 天文学が担うSDGs(※A)
SDG #4 教育
SDG #5 ジェンダー平等
SDG#10 人や国の不平等の削減
SDG#13 気候変動
SDG#15 生態系
SDG#16 平和で公正な社会

(※A)
国際天文学連合 IAU戦略計画2020-2030(pdf)
国際連合広報センター 2030アジェンダ
外務省 SDGsとは?


SDGs(エスディージーズ・Sustainable Development Goals)は、世界を持続可能なものにしていくために、2015年9月、国連サミットで193の全国連加盟国によって採択された世界共通の目標です。日本語では「持続可能な開発目標」と訳します。
私たちが抱える様々な課題(貧困・飢餓・戦争・差別・不平等・自然災害・気候変動・・・)によって、『多くの国の存続と地球の生物維持システムが存続の危機に瀕している(※2)』という共通認識をもち、17のゴール、その下に169の具体的なターゲットから構成される国際社会共通の目標をかかげています。
その宣言部分では、「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
(※2)持続可能な開発のための2030アジェンダ(仮訳 pdf)

 

★2020年、国際天文学連合(IAU)は、9月28日の国連総会(UN75)の史上最大グローバル対話企画で流す、子供たちの動画を集めました。
あいプラネットは地域グループ(やとっこ天文あそび)と協力して、幼児~高校生の子供たちが
宇宙からの視点で地球をどう見ているのかの動画を作成し、この企画に貢献しました。
作成、提出した動画はこちらのリンクからご覧いただけます。