流星群(りゅうせいぐん)てナンダ?

 

流れぼしに願いごとを3回言うと願いがかなう・・・

そんな言い伝えは 世界各国にあるのだそうです。

 

流れぼしは、宇宙をただようチリが地球とぶつかって光を放ち

星が流れたように見えます。

(もちろんホンモノの星が落っこちるわけじゃありませんよ)

 

流れ星が、一晩にいくつもまとまって流れるのが

流星群(りゅうせいぐん)です。

でも どうして流れ星がたくさん流れる日があるんでしょうか?

 

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流星群をつくる「もと」は

遠い宇宙空間から やってくる彗星(すいせい)です。

彗星は 「ほうきぼし」と呼ばれることもありますね。

 

8月のお盆のころに見られる

「ペルセウス座流星群」のもとになる彗星は

スイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)

で、太陽のまわりを120年から130年ほどかけて

まわっています。

流星群をつくる彗星を「母天体(ぼてんたい)」といったりします。

 

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彗星は 「よごれた雪だるま」と表現されることがあります。

太陽に近づくと太陽のエネルギーを受けて

チリやガスが溶けだし

しっぽのように(ほうきのように)

太陽と反対方向にむかってのびます。

 

さて

彗星がとおった道すじには チリが置いて行かれます

(彗星の 「おとしもの」 みたいですね)。

チリが残っている道すじと

地球の道すじ(公転軌道)が

うまい具合に交わっていると

地球がそこを通るたびに

たくさんのチリとぶつかることになります。

 

流星群の日は こうしてチリの濃いところを

地球が通りぬけるためにおきる

「流れ星大量生産」の日です。

 

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お願いごとをするには

絶好のチャンスになること まちがいなし。

あなたは どんなお願いごとをしますか?

 

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今月11日から14日未明まで見ごろをむかえる「ペルセウス座流星群」。

観察のポイントなどは こちらの記事 に書いています。

 

※国立天文台の「ペルセウス座流星群」解説ページはこちらです