あいプラネット(出張プラネタリウム・宇宙のはなし) 

天の川ってなんだろう?

天の川ってなんだろう?

 

天空にかかる 淡い光の帯 「天の川」。

 

街で育った子供たちの多くは 

ほんものを見たことがない、と答えます。

 

私がはじめて 天の川をそれと意識したのも

実は わりと成長してからでした。

学生時代 北海道へむかうフェリーから見上げたまっくらな空に

白くて淡い天の川をみつけました。

想像していたより 白くて淡くて

まるで動かない雲のように目に映りました。

 

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ニュージーランド滞在中に(別記事でお話しています)

毎晩 見ていた天の川は

日本で見たのとは だいぶ違っていました。

 

天の川には 中央付近に

「ボコ」っと 大きくふくらんでいる部分があるのですが

南半球からは その「ボコ」っとした全体が見えます。

どら焼きのようなイメージでしょうか。

白っぽい光は星っぽいということも わかりました。

 

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天の川は 私たちがいる「銀河」の姿です。

「銀河」というのは

太陽みたいに自分でかがやく星(恒星・こうせい)が

1000億、2000億と集まった星の集団です。


(写真は NGC4414 by pixabay)

 

私たちは 「銀河系(天の川銀河)」と名づけた

渦巻状の銀河の中にいます。

 

「銀河系」の大きさは 直径 10万光年。

光の速さでも 10万年 かかる広さです。

 

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銀河系は 周囲の円盤の部分と

中心の「ボコ」っとなった部分

それに目には見えませんが

それらを球状にとりかこむ部分(ハローといいます)があります。

 

私たちは、太陽系ごと

銀河の中心から3万光年ほどはなれた 円盤のところにいて

銀河系内を2億年以上かけて

回転していると考えられています

(いま私たちは 2億年前の恐竜たちが生きていたのと

同じ付近を通過中 かもしれません)。

 

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夜空の星のほとんどは

私たちに とても近い星たちです

(といっても何十光年、百光年とかですけれどね)。

そういた星の うんと奥には

目には見えないけれど

同じ銀河にいる 無数の星たち(恒星だけでなく惑星も)がいます。

 

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銀河系を どら焼きにたとえると

地球は まわりの皮の部分にいます。

そこから銀河系中心の方向は

餡(あん)、つまり星がたくさんつまっている方向です。

 

餡(銀河の星) ひとつひとつはもう分離できなくて

私たちには 淡く白い光のあつまり として見えます。

 

これが 「天の川」。

 

天の川は 銀河系を内側から見た姿です。